古材活用のご相談がありました
解体予定の家屋に大切な古材があるので、一度
見てほしいとご連絡を頂き現地確認に伺いました。
元は、割烹を営んでおられた店舗で、大きなケヤキの古材として
2階の座敷にテーブルとして設置されていました。
ケヤキの1枚物のテーブルです。寸法は4800*900*60で
天板は深さ50に掘り込んであります。また裏側はアール状に加工され、
ケヤキで作られた足がきれいに収まるように作られていました。
床の間の床板も1枚物で、きれいな木目でした。
その横には、大型の獅子頭が鎮座しています。
所有者は廃棄されないようにできないかとの話で、
その場から古物商に連絡したところすぐに駆け付けて頂き、
獅子頭をはじめ廃棄予定の中からも活用できるものを
チェックしていくとのことでした。所有者の方は喜んで
おられました。
獅子頭の横には自然木を利用した飾りの部材があります。
なんかいい感じです。
1階のカウンターにも1枚物のケヤキの材料が使われていました。
寸法は4000*600*70で特に目立つ傷等もなく
60年以上使われたいたのはケヤキのなせる業です。
この2枚のテーブルは、大工さんを入れた4人がかりで外へ出し、
ユニックに吊って載せました。かなりの重量があり大変でした。
また変わったところでは、2階のベランダに土を入れて木が植えられていました。
割烹店としてそこまでやるかという感じです。
取出したケヤキのテーブルは、今後計画される住まいに活用したいとのことです。
それまで弊社で保管して、古材の活用を含めたご提案をしていく予定です。
まだ先ですが、概要が決まりましたらご案内します。・・・お楽しみに・・・・